ピラミッドの家

施主と打ち合わせ中、ピラミッドを造りたいという話になりました。>それなら屋上に造ってしまおうという事でこの建物が出来あがりました。
所在地 | 東京都 |
工 法 | 木造軸組二階建 |
用 途 | 住宅 |
竣 工 | 2010年7月 |
外観
半円型の屋根の間から、シルバーのピラミッドが見える(上写真)。外観北面は3色の違う色のドアと、柱のクラッシュタイルで楽しく。南面は木製の両開き玄関ドアとボーダータイルで落ち着いた雰囲気にした。仕上げは土壁風の塗り壁。
玄関
両開き玄関扉は木製の無垢でチーク製。天井に見える四角い明りは天窓で、実はこれは2つ目のピラミッド型になっている。この家にはいくつものピラミッド型が使われている。
リビング
大きな出窓はリビングの飾棚になっている。施主自慢の掘りごたつテーブルはケヤキの無垢板。薪ストーブは調理も出来る、横の窓の木製ブラインドは珍しい縦型のルーバータイプ、床がタイルなので全面蓄熱式床暖房が入っている。
1階和室
昔ながらの真壁和室。床柱は、材木屋さんが手渡すのを渋ったほどの「イチイの木」。入口の戸襖は天の川をイメージしてデザイン、ガラスはゆらいだガラスで水面のよう。
2階和室
天井が高く、半円型(外観の屋根のように)。色付の和紙が貼られている障子、スプーンカットの床板、フチ無し畳、照明の赤い傘と、ちょっと変わった和室に仕上がった。床の間風に仕上げられているカウンターは奥さんの書道をする為の物。
2階リビング
施主が一目で気に入って、間取り変更をする事になったたヤマハ製の赤いキッチン。扉も同色の赤い面材を貼ってデザインした。床はアンティーク調のクリのフローリングで貼りも同色でシックに仕上げ、赤が引き立つようにした。
らせん階段
白いらせん階段のガラス製の段板には、鮮やかな色のフィルムが貼られている。
水まわり
造り付の洗面はガラスモザイクで仕上げ、施主の愛用の鏡を設置。トイレは使うのが楽しくなるようなカラフルな便器に合うように、白いタイルとかわいらしいボーダータイルが貼られている。