昭和初期のモダン建築が好きな施主の為に設計した家
南北に長い土地なので光りの入れ方、風の通りに注意しました。
瓦の街である碧南市で瓦関係の仕事をしている施主という事で、
屋根に特徴のある家をデザインしました。
所在地 | 愛知県碧南市 |
工 法 | 木造軸組二階建 |
用 途 | 住宅 |
竣 工 | 2012年6月 |
外観
赤い瓦は輸出用に焼かれた瓦で日本ではほとんど使われてない。土色の壁とこげ茶色に塗った木部と相まって美しい色に仕上がりました。
リビング
床板はホワイトアッシュの広巾、特注品で21mm厚さの物を塗装して使いましたが、質感が素晴らしくツギ目もほとんどありません。オープン階段の途中には奥様リクエストの書斎があり、6帖の吹抜けからリビングを覗く事が出来ます。
ステンドグラス
幼稚園からの幼馴染である御夫婦が、当時ひまわり組であった事から選ばれたモチーフ。下絵を描いてステンドグラス作家に製作してもらいました。
和室
押入の板戸と障子もリビングの木部と同じ仕上げとして、壁もケイソウ土で仕上げました。和モダンな感じがしてリビングと一体感があります。
子供部屋
壁は品ベニアのクリアー仕上げで子供が気がねなく使えるようにしています。画びょうを使って何か貼ったりしても気になりません。
キッチン
ムクの板を縦に貼ったキッチンと食器棚は、床と色を合わせて塗装で仕上げています。タイルも角の丸いタイルを使い、ガラスはチェッカーガラスを入れてレトロな雰囲気に仕上げました。
トイレ
木製カウンターに陶器製のボールを入れて造った手洗い。
5角形のモザイクタイルをピンク系でまとめてアクセントにしています。