狛江K邸

狛江K邸

車椅子で生活する事を考慮した家
太陽光発電、エコ給湯と薪ストーブを備えたエコハウス

所在地 東京都
工 法 木造軸組二階建
用 途 住宅
竣 工 2010年10月

 

外観

イメージは和風。あまり近所の建物で使っていない色を使いたいという要望で、何種類もサンプルを取って検討した外壁の色に玄関ドアと色を合わせた木製ルーバーをデザインのポイントとしました。

 

 

 

玄関

玄関は引戸で有効寸法は1.1m。準防火地域内である為、特別な防火戸をムク板を使って製作しました。駐車場と車椅子のアプローチの為、玄関前スペースを広く取り、床はピンコロ石(ミカゲ石)を敷きつめています。

 

 

 

薪ストーブ

奥様希望の薪ストーブ。床や壁は本物のレンガを積んでいるこだわりのスペース、横にあるガラスの棚は、御主人のこだわりで、冬になって火が見えるのが楽しみです。これこそ太陽光やエコ給湯以上のエコではないでしょうか。

 

 

 

LDK

キッチンの対面カウンターは奥様こだわりのモザイクタイルで仕上げ、子供達が勉強できるカウンターも造りました。リビングの一部は6帖の吹板になっていて、大黒柱と梁を表わし木製の縦格子の手すりを回しています。

 

 

 

洗面

車椅子のまま使えるようにした洗面化粧台。
正面の鏡の両側に縦長の窓、その上に横長に広い窓を設けて明るさを確保。カウンターを乗せただけのシンプルな造りにし、収納は横の壁内を使って造りました。

 

 

 

2階ホール

2階に上がると広いホールになっていて、子供達が小さい間、一緒に川の字になって寝たりできるスペースとなっています。もちろん将来的に間仕切る事を考慮して設計してあります。

 

 

 

キャットウォーク

吹板のまわりを歩けるように設置した細い廊下。
巾は50cmで梁と梁の間に30mmの厚板(松)を敷いて造っています。
吹抜けにある縦長の窓を開閉する事も出来ます。

 

 

 

太陽光発電

北側の斜線の影響と小屋裏を使いたいという事で、二つの屋根に分けて乗せている太陽光発電設備(京セラ製)。合計2.4kwの能力があり、昼間に発電した電気を東京電力に売り電気代を節約、その為のメーターが外壁に取り付けられています。